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2022/07/20
「令和4年度 ヒートポンプ・蓄熱システム運転管理等の改善事例」最優秀賞を受賞

 2022年7月20日、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター (以下、「財団」という)主催の「令和4年度 ヒートポンプ・蓄熱システム運転管理等の改善事例」表彰式が行われ、当社の取組である『無薬注型防食システム導入による蓄熱槽水の水質改善』が最優秀賞を受賞いたしました。この賞は、新菱冷熱工業株式会社と共同での受賞です。

 本賞は、ヒートポンプ・蓄熱式空調システム(以下、「蓄熱システム」という)の運転管理・運用・設備の改良などにより改善に効果があった事例を募集し、開発や改善プロセスにおける努力を財団が評価、および表彰するものです。これにより、運転管理に携わる方々への更なる啓発を促し、蓄熱システムの環境性はもとより省エネルギー、経済性等の一層の向上に資することを目的としています。

 東京スカイツリー®地域熱供給施設では、保有水量約7,000トンの大容量水蓄熱槽を設置しており、この蓄熱槽水については、消防水利指定を受けると共に、地震等災害時に地域住民の生活用水として提供する協定を墨田区と締結しています。今回、蓄熱槽水の水質改善をするにあたり、無薬注型防食システム(Corro-Guard®)を導入することで、災害時等の外部提供に影響を与えない水質と配管の腐食を抑制できる水質の両立を実現いたしました。また、腐食抑制の効果により熱源機の緊急停止トラブルの解決やLTD上昇抑制による機器効率の向上、チューブ清掃回数削減等の効果も確認されました。

 今回の受賞は、これらの成果が高く評価されたことで、本表彰において約10年ぶりとなる「最優秀賞」を授与されたものです。

<関連情報>
一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター(http://www.hptcj.or.jp/
・運転管理改善表彰:https://www.hptcj.or.jp/library/tabid/267/Default.aspx